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第8課 図書館を利用しよう

 

この課では分からないことを問い合わせる練習をしましょう。
文法事項としては、第3課、第4課にひきつづき、さらに与格構文を学びます。

 

●この課の会話ビデオ

かなえはミーラーに電話をかけて、何かたずねています。そして後日、彼女の職場である図書館へやって来ます。かなえの目的はいったい何だったのでしょうか。話の展開を想像しながらビデオを見てみましょう。

 

 

会話の流れはつかめましたか? それでは、会話の内容を学習していきましょう。

 

 

● 新出単語の学習と内容の確認

会話に出てくる単語を学びましょう。発音を聞くこともできます。


 

話されていた内容はつぎのとおりです。日本語訳を参照しながら、意味を確認しましょう。

 

 

かなえがミーラーに電話をかける。

कानाए :
हेलो मीरा, मैं कानाए बोल रही हूँ ।
かなえ
もしもし、ミーラー。かなえですけど。

मीरा :
हेलो, कानाए !
ミーラー
もしもし、かなえ!

कहिए, मुझसे क्या काम है ?
どうしたの、何か用事?

कानाए :
दरअसल मुझे कल सेंट्रल लाइब्रेरी जाना है ।
かなえ
実はね、明日中央図書館に行くことになっているの。

मैंने सुना है कि आप वहाँ काम करती हैं ।
あなたがそこで働いていると聞いたのよ。

मैं वहाँ कैसे पहुँच सकती हूँ ?
そこまでどうやって行けばいいかしら?

मीरा :
अच्छा, मेट्रो से दिल्ली विश्वविद्यालय के स्टेशन पर उतर जाइए ।
ミーラー
そうね、地下鉄のデリー大学駅で降りて。

स्टेशन से निकलकर दाईं ओर मुड़ना है ।
駅を出たら右に曲がって。

वहाँ से कोई भी रिक्शा आपको दस रुपए में पहुँचा देगा ।
そこからどのリキシャでも10ルピーで行けるわ。

वहाँ सभी रिक्शे वालों को यह जगह मालूम है ।
リキシャは皆場所を知っているから。

ठीक है ?
分ったかしら?

कानाए :
जी हाँ, धन्यवाद ।
かなえ
ええ、ありがとう。

図書館で

कानाए :
नमस्कार ।
かなえ
こんにちは。

मीरा :
नमस्कार ।
ミーラー
こんにちは。

कानाए :
मैं आपसे इस लाइब्रेरी की व्यवस्था के बारे में कुछ पूछना चाहती हूँ ।
かなえ
図書館の仕組みについてお聞きしたいのですが。

मीरा :
कहिए, मैं आपकी क्या मदद कर सकती हूँ ?
ミーラー
どうぞ、何をお教えしましょうか?

कानाए :
मुझे हिन्दी साहित्य पर कुछ किताबें चाहिए ।
かなえ
私はヒンディー語文学についての本が必要です。

मीरा :
वहाँ उस कम्प्यूटर में आप किताब ढूँढ़ सकती हैं ।
ミーラー
そこのあのコンピュータで本を探すことができますよ。

कानाए :
वह मैं इंटरनेट से खोजकर आई हूँ ।
かなえ
それはインターネットで調べて来たんですが。

इस विषय पर लिखी हुई किताबें कहाँ मिलेंगी ?
このテーマについて書かれた本はどこにありますか?

मीरा :
हिन्दी की किताबें पहली मंज़िल पर रखी हैं, स्टैक नम्बर 6 ।
ミーラー
ヒンディー語の本は2階に置いてあります。6番の書架ですよ。

कानाए :
तब वहाँ से किताब कैसै निकलवा सकती हूँ ?
かなえ
ではそこからどうやって本を出してもらえますか?

मीरा :
निकलवाना ?
ミーラー
出してもらうとは?

इससे आपका क्या मतलब है ?
どういう意味でおっしゃっているのですか?

कानाए :
क्या मुझे किसी कर्मचारी से किताब निकलवानी चाहिए ?
かなえ
どなたか職員に出してもらわなければいけませんか?

मीरा :
जी नहीं ।
ミーラー
いいえ。

आप स्वयं जाकर स्टैक से किताब निकाल लीजिए ।
ご自分で書架から出してください。

कानाए :
अच्छा, मैं समझ गई ।
かなえ
なるほど、わかりました。

क्या मैं अपना बैग लेकर अंदर जा सकती हूँ ?
バッグを持って中に入ってもいいですか?

मीरा :
विद्यार्थियों के लिए लॉकर बना है ।
ミーラー
学生のためにロッカーがあります。

इस में बैग रखकर अंदर जाइए ।
そこにバッグを置いてから、お入りください。

हम शनिवार को आठ बजे बंद करते हैं ।
土曜日は8時に閉館します。

इसका भी ध्यान रखिएगा ।
そのことにも気をつけてくださいね。

कानाए :
बहुत अच्छा, आपका धन्यवाद ।
かなえ
分りました。どうもありがとうございました。


■ヒンディー語で言ってみよう

スキットのカラーの和訳部分はさまざまな表現が可能です。他のバリエーションについては、以下のリンクページを参考にしてください。


問い合わせをする



 

■ビデオで再確認

内容が理解できたら、もう一度ビデオを見てみましょう。今度は単語やセリフの発音、そして意味が正確に理解できるか、注意しましょう。


ヒンディー語字幕
日本語字幕

 

 

● 文法解説

この課で学ぶ重要な文法は与格構文です。会話中のセンテンスを思い出しながら、学習しましょう。

 

■与格構文(3)

第3課、第4課に続き、「与格構文」のさらなるパターンを学びましょう。

 

私は数冊の本が必要です

(1)意味上の主語を与格(○+को)で表し、चाहिएを添えると、「(○にとって~が)必要である」という文になります。चाहिएはふつう無変化です。

 

मुझे हिन्दी साहित्य पर कुछ किताबें चाहिए ।
私にはヒンディー文学に関する本が数冊必要です。

 

 

私には誰か職員に本を出してもらうことが必要ですか?

(2)चाहिएに先立つ部分には、不定詞を置くこともできます。この構文では「(○は)~することが必要だ」「(○は)~しなければならない」という意味になります。不定詞が他動詞の場合はその目的語に性・数を一致することに注意しましょう。例文では他動詞निकलवाना 「出してもらう」は、目的語「本」 किताब (女性・単数)にしたがい、निकलवानी となっています。 चाहिएのほかにつぎのような語を用いた表現もあります。

 

 

(3)不定詞の後にコピュラ動詞होनाが続けば、必要性や予定を表します。

 

मुझे कल सेंट्रल लाइब्रेरी जाना है ।
私は明日、中央図書館に行くことになっています。

 

आपको आज से दो दिन के लिए डबल रूम में ठहरना है न ?
あなたは今日から2日間ダブルルームに宿泊のご予定ですね?(第9課)

 


文法編の未来時制へ


 

 

◆自動詞・他動詞・使役動詞について

「出る」「出す」「出させる」のように同系の意味を持つ動詞群には、原則的に √ 内の母音にआを加えて派生語を作るという特徴がみられます。ただし、ではなくवाやलाが加えられたり、自動詞が受身の意味を備えたり、実質的に他動詞と使役動詞の意味に差がない場合も多くみられます。この課ではつぎのような例がでてきました。

 

स्टेशन से निकलकर दाईं ओर मुड़ना है ।
駅から出たら、右に曲がるのよ。

 

आप स्वयं जाकर स्टैक से किताब निकाल लीजिए ।
あなたは自分で行って書架から本を出してください。

 

वहाँ से किताब कैसै निकलवा सकती हूँ ?
私はそこからどうやって本を出してもらうことができますか?

自動詞・他動詞・使役動詞および動詞句へ



 

 

● 音声練習

次に、会話文の聞き取りと発音を練習しましょう。何度もくりかえし練習することが、上達への近道です。

 

■会話全文の発音確認

会話文全体を2段階のスピードで再生できます。1文ずつリピートしましょう。

 

◆ゆっくり

 

◆ふつう



 

■各台詞の発音確認

ゆっくりのスピードで1文ずつ再生できます。



 

 

● ビデオで最終確認

この課で学習するポイントは以上です。どのくらい理解できたか意識しながら、最初のビデオをもう一度見てみましょう。


 

 

● 練習問題

この課で学んだことを練習しましょう。


 

 

● ダウンロード

この課の教材はこちら(右クリックで保存)。