ウルドゥー語は、パキスタンの国語で、インドの主要言語の一つ
文字はアラビア文字を使います。「ウルドゥー(Urdu)」とはトルコ語で「軍営」を意味します。
この言語は11世紀ごろから徐々に成立したと考えられていますが、17世紀以降、ムガル朝インドの都デリーの宮城の周辺に造営された軍営で話されていたインドの言語に、アラビア語、ペルシア語、トルコ語などの語彙が混じった言語が、その土地柄に因んでウルドゥーと呼ばれるようになったのです。
ウルドゥー語は北インドの言語が基盤となっていますから、その文法はヒンディー語とほぼ同じです。ただウルドゥー語には西アジア系の語彙が多く、ヒンディー語にはサンスクリット起源の語彙が多く含まれています。 |