oq-seriesのご紹介

はじめに

oq-seriesはeラーニング問題集の作成、試験用紙の作成、学習管理が行えるソフトウェア群で、次のような構成になっています。

基本的な使い方とその手順

詳細は、各ソフトウェアのマニュアルをご覧下さい。ここでは、ニーズが高いと思われる使い方に対する大まかな操作方法を説明しています。

eラーニング問題集やクイズを公開したい。

  1. oq-producerで問題集データを作成します。問題集データが完成したらeラーニング問題集を生成します。
  2. 作成したeラーニング問題集をWebサーバにアップロードします。

学習者の成績を収集したい。

学習者も指導者も手動で処理することになりますが、送信するデータの構成やoq-markrの機能により少しでも作業が楽になるように工夫されています。最初の手順は、「eラーニング問題集やクイズを公開したい。」とほぼ同じです。oq-producerでeラーニング問題集を生成するときに、成績返信データを表示する設定にしておきます。その後は次のような手順になります。

  1. 学習者がeラーニング問題集を学習し成績返信データを表示する。
  2. 学習者がメールやグループウェアで成績返信データを指導者に送信する。
  3. 指導者はoq-markerで送られてきた成績返信データをまとめて処理する。このときの効率的な作業方法はoq-markerのマニュアルにあります。

eラーニングで試験を行いたい。

基本的には、「学習者の成績を収集したい。」と同じですが、eラーニング問題集の生成時に、「種別」を「試験」に設定して下さい。こうして出力された試験用のeラーニング問題集は、内部に正解を含まないため、どんなにがんばってもサーバから正解を得ることができません。ただし、正解を含むファイルを誤ってアップロードしないように気をつけて下さい。

試験用紙を作成したい。

oq-producerとoq-printerの両方を使用することになります。

  1. oq-producerで問題集データを作成します。
  2. oq-printerで問題集データを処理して試験用紙を作成します。

応用的な使い方とその手順

複数の大学の授業で効率的に問題集を出題し、成績を回収したい。

各大学の学習管理システム(LMS)がばらばらで、異なる操作が必要な場合もしばしばです。以下のように、oq-seriesを活用すれば効果的な場合もあります。

  1. どの大学の学生でも見られるWebサーバに問題集を公開する。
  2. 学生に学習してもらう。
  3. それぞれの大学のLMSで成績返信データを回収する。

SCORM規格にはバージョンが複数ある上に、実際の運用においてはLMSとeラーニング教材との相性もあるため、以上のような方法が効果的な場合もあります。どんなLMSにも全学生から感想文などを回収する機能があるため、Javaが端末にインストールされていれば、以上の方法が使えないことはほぼないでしょう。

eラーニングの学習結果を書類で受け取りたい。

oq-seriesはeラーニングだけでなく、紙媒体を取り入れることもできますが、学習結果の提出にも対応しています。ほぼ「eラーニング問題集やクイズを公開したい。」の手順通りですが、eラーニング問題集の生成時に、「成績印刷データ」にチェックを入れてください。学習後に印刷用の画面が表示されます。

eラーニング問題集を記述するoqXML

oq-seriesでは、oqXMLで記述された問題集データを基盤としていますが、oqXMLには次のような特徴を持っています。

高度な問題文への対応

高度な採点情報への対応