自転車の町：コペンハーゲン
コペンハーゲンは自転車の町です．外国人がコペンハーゲンに来ると，町を走る自転車の多さに驚きます．コペンハーゲンの中心部で自転車は便利な交通手段です．多くの人が通勤や通学に使っています．遠くの職場や学校に通う人も，まずは自転車で駅まで行って，そこから電車に乗り換えます．
ここを通る自転車をカウントしています．今日は，これで8051台目．カウントし始めてから4ヶ月ちょっとで，842612台の自転車が通りました！
電車の中に，自転車を持ち込むこともできるので，とても便利です．
スーツ姿の男性がヘルメットをかぶり，自転車のかごにアタッシュケースを入れて走っているのを見ることも珍しくありません．リュックサックに仕事用の服を入れて特殊なサイクリング・ウェアに身を包み自転車に乗り，職場に着いたら着替える人もいます．
もともとは荷物を運ぶ役割を果たしていたいわゆる「前に荷台の付いた自転車」も最近人気です．現在ではさまざまなタイプのものが出回っていて，荷台部分に子ども用の座席がついているもの，シートベルトや雨除けがついているものもあります．
雨除けがついた「荷台付き自転車」
郵便配達用の自転車も荷台付き．
町には車道と歩道の間に自転車専用道が設置されているところがたくさんあります．車の流れにじゃまされずに走り，より早く安全に目的地に着くことができます．
青い部分が自転車専用道路です．
歩道と自転車道路は分けます！
町の地図が携帯されている “Bycykel ＜タウンサイクル＞”という観光客用の特殊な自転車があり，だれでも無料で借りることができます．しかし使えるのは中心部に限られています．自転車にセンサーが取り付けられていて，中心部の限られた地域の外に持ち出すことはできません．コペンハーゲンでは観光客がこの自転車に乗って楽しそうに観光地を回っているところを見かけることがよくあります．
デンマークの天気は，雨がよく降り，風も強いですが（特に秋と冬），天候に関係なくデンマーク人は自転車に乗ります．雪が降っても自転車を乗ることをあきらめないデンマーク人はたくさんいるのです．
