●文法と抑揚
スピーカーボタンをクリックすると、基本文の音声を聞くことができます。
言葉の使い方を確かめ、抑揚をつけて言ってみましょう。
抑揚のつけかたは地域や時代によって多少違いますが、ここでは基本形を学びましょう。
解 説
疑問詞「где」(どこに、どこで)を文頭で使えば、場所を尋ねることができます。疑問詞のアクセントがある音節を高く発音し、文末を低めに発音します。
このようなイントネーションの型を「ИК」(イーカー)2と呼びます。
「есть」(有ります)を使えば、有るかどうかを尋ねることができます。尋ねたい部分のアクセント音節を急に高く発音し、その後は低く発音します。
このようなイントネーションの型をИК(イーカー)3と呼びます。
電話が有るかどうかを尋ねたい場合にも、「есть」(有ります)の「е」の所で高く発音し、その後は低く発音します。
ここでは「これは本局なの?」と尋ねています。このように聞きたい部分のアクセント音節が文末にくる場合には、アクセント音節で高く発音し、高い音調のまま文を終えます。
これもИК(イーカー)3の例です。
「ここに」何があるのかを伝えたいならば、「地下鉄が」を後に言います。伝えたいことの中心となる語のアクセント音節でゆるやかに音調を下げて発音します。
このようなイントネーションの型を「ИК」(イーカー)1と呼びます。
「郵便局は」どこにあるのかを伝えたいならば、「あちらに」を後に言います。相手の知らない新しい情報を文末で言うのが自然な語順です。また、ここでは郵便局の有無は問題ではないので、「есть」(有ります)は不要です。
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