3. この課の表現

被害を表わす表現

(1)Tôi bị mất trộm hộ chiếu.

「パスポートを盗まれてしまいました。」


文法解説

これは万が一の時のために覚えておいて頂きたい表現です。
bị は被害・損失を表わす受け身の表現を作ります。bị mất trộm で「盗まれた」という意味になります。 hộ chiếu は「パスポート」です。


それでは実際にスキットで使われている箇所を見てみましょう。▶▶▶

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(2)Anh có bị mất cái gì khác nữa không?

「他に盗られたものはありますか?」


文法解説

これも被害・損失を表わす受け身の表現です。
そして第1課にもある「存在文」の形をとり、述語動詞 có 「ある」+ gì 「何が」で、「何がある」ですが、何の具体的な内容が bị mất つまり「盗まれた」ものですから、bị mất cái gì で、「何か盗まれたもの」という意味になります。
có 「ある」+ gì 「何が」+không? で、「何かありますか?」という意味になります。第1課の có ~ gì ? が「何がありますか?」という何かの「存在」を認識し、その「何か」を尋ねる疑問文「何が」であるのに対し、この課の có ~ gì không? は、「存在」が不確定な物に対しての疑問文「何か」です。
khác nữa は「更に他に」という意味です。


それでは実際にスキットで使われている箇所を見てみましょう。▶▶▶

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スキットを見る。(字幕あり)