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もっと学びたい人へ(11)

 


第11課では,動詞本体のヒキノバシの,ニ・デナス体,ナシアウ体,ナサレル体について見ました。説明をしていませんでしたが,シルシの前に付いている‘:’の記号は,ヒキノバシのシルシの始まりを表わしています。

◇ 動詞本体ヒキノバシのシルシ

第11課で見たのは,尻尾が‘-a’の動詞本体のヒキノバシが主でした。ここでは,尻尾が‘-a’以外の動詞本体のヒキノバシや,単音節動詞のヒキノバシについて,見ていきましょう。


 

◆ 尻尾が‘-a’以外の動詞本体のヒキノバシ

 まず,尻尾が‘-a’以外の動詞本体の,ニ・デナス体については,第11課で見ましたね。復習です。

■ ニ・デナス体

 尻尾が‘-a’以外の動詞本体では,ヒキノバシをした後の尻尾を‘-a’にしなければなりません。

■ ナシアウ体

 尻尾が‘-a’以外の動詞本体では,ナシアウ体のシルシは‘:ian-’か,‘:ean-’になります。‘:an-’の前に付くのが‘:i-’になるか,‘:e-’になるかは,動詞本体の尻尾の前の母音で決まります。動詞本体の尻尾の前の母音が‘-a’,‘-i’,‘-u’ならば‘:ian-’,‘-e’,‘-o’ならば‘:ean-’となります。そして,ニ・デナス体と同じく,ヒキノバシをした後の尻尾は‘-a’にしなければなりません。

■ ナサレル体

 尻尾が‘-a’以外の動詞本体では,ナサレル体のシルシは‘:iw-’か,‘:ew-’になります。‘:w-’の前に付くのが‘:i-’になるか,‘:e-’になるかは,やはり動詞本体の尻尾の前の母音で決まります。動詞本体の尻尾の前の母音が‘-a’,‘-i’,‘-u’ならば‘:iw-’,‘-e’,‘-o’ならば‘:ew-’となります。そして,ニ・デナス体やナシアウ体と同じく,ヒキノバシをした後の尻尾は‘-a’にしなければなりません。

 

◆ 単音節動詞のヒキノバシ(1)

 単音節動詞本体のヒキノバシのシルシは,各体とも動詞により決まっています。

■ ニ・デナス体

■ ナシアウ体

 以下の例のように,シルシの前に音を挿入する動詞本体もあります。

■ ナサレル体


 

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