もっと学びたい人へ(5)
第5課のスキット解説の中で,‘A ni B’〈AはBである〉という文を見ましたね。この文の否定形は,‘si’を用い,‘A si B’で,〈AはBでない〉となります。
◇ ‘A ni B’の文
これらで表わされるのは,「~である」状況,「~でない」状況のみで,普通は現状です。ここでは,「~であった」,「~でなかった」や,「~であるだろう」,「~でないだろう」といった,過去と未来の「~である」状況,「~でない」状況を表わし方について,一緒に見ていきましょう。
◆ ‘A ni B’の文の過去形と未来形
‘A ni B’の文の過去・未来形は,「~である」,「~になる」という意味の動詞本体‘+ wa’を用い,動詞シルシ形のスル・シタ式で表現します。つまり,「AはBである」状態「であった/になった」,「AはBである」状態「であるだろう/になるだろう」というように表わすのです。否定形も同様です。
動詞本体‘+ wa’の前の‘-ku+’は,動詞シルシ形の音の調子を整えるために,挿入されています。また,肯定形では通常,‘ni’は省略されます。
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