ここではスキット内で使われている表現と文法について説明を行ないます。
各項目の解説の後に練習問題があります。
หรือ rʉ̌ʉは、文末に付けて「はい/いいえ」という返事を求める疑問文を作る。หรือ rʉ̌ʉを使う疑問文には、驚きや意外な気持ち、相手への確認などの意味合いが含まれる。述語が省略されている文では、名詞の後ろにつけるだけでよい。また、ไม่~หรือ mâi~rʉ̌ʉいう形で、「~ではないのですか?」という否定疑問文を作ることもできる。
口語では、เหรอ rə̌ə 、 รึ rʉ́ʔ と発音されることも多い。さらに、lʉ́ʔ、lə́ʔ、rə́ʔ、lə̌əとも発音される。
この疑問文への返答は、肯定なら「ครับ khráp/ ค่ะ khâ」で答える。否定なら否定詞ไม่ mâi や否定詞เปล่า plàoを使って、「ไม่ครับ mâi khráp/ ไม่ค่ะ mâi khâ」、「 เปล่าครับ plào khráp/ เปล่าค่ะ plào khâ」で答える(เปล่า plàoはしばしばplàaoと発音される)。あるいは、疑問文の中で使われている語に否定詞のไม่ mâi をつけて、「ไม่+動詞、形容詞、副詞」の形で答える。
例 文
練習問題
次の日本語をタイ語にしてみましょう。
手元にノートを準備して、タイ語の文を発音記号あるいはタイ文字で書いてください。
その次に、書いた発音記号・タイ文字を声を出して読んでください。
最後に、解答が下のボタンをクリックすると表示されますので、自分の書いた答えと発音を確認してください。
อยู่ yùuはもともと「~がある・いる」といった存在を表す動詞であるが、「動詞(述語)+อยู่ yùu」という形で他の動詞(述語)の後ろに付くと、「~している」という行為・動作の継続状態を表す。
例 文
新出単語
ดู duu 見る
ทีวี thiiwii テレビ
อาบน้ำ ʔàap náam 水浴びをする(お風呂に入る)
อ่าน ʔàan 読む
หนังสือ nǎŋsʉ̌ʉ 本(しばしばnáŋsʉ̌ʉと発音)
練習問題
次の日本語をタイ語にしてみましょう。
手元にノートを準備して、タイ語の文を発音記号あるいはタイ文字で書いてください。
その次に、書いた発音記号・タイ文字を声を出して読んでください。
最後に、解答が下のボタンをクリックすると表示されますので、自分の書いた答えと発音を確認してください。
แล้วは動詞・形容詞(述語)の後ろに付いて、ある動作や状態の完了を表す。 「動詞+ แล้ว lɛ́ɛo」では、ある動作が予定、予測、期待通りに完了したことを表し、「もう(既に)~しました」という意味になる。「形容詞+ แล้ว lɛ́ɛo」では、既にある状態に至っていることを表し、「もう~している、既に~である」という意味となる。動詞が目的語をとる場合、動詞・形容詞を副詞が修飾する場合には、目的語や副詞の後ろにおき、「動詞+目的語+ แล้ว lɛ́ɛo」、「動詞(形容詞)+副詞+ แล้ว lɛ́ɛo」となる。
例 文
新出単語
สวย sǔai 美しい、綺麗
練習問題
次の日本語をタイ語にしてみましょう。
手元にノートを準備して、タイ語の文を発音記号あるいはタイ文字で書いてください。
その次に、書いた発音記号・タイ文字を声を出して読んでください。
最後に、解答が下のボタンをクリックすると表示されますので、自分の書いた答えと発音を確認してください。
จะ càʔ は動詞の前におき、「จะ càʔ +動詞」という形で、動作主の意志や予定を表し、「~するつもりである」という意味になる。さらに、話者の予測や判断、一般的な習慣・傾向を表すこともある。必ずしも未来のことばかりを表すわけではない。一般的に文中ではcaと発音される。
例 文
新出単語
ฝน fǒn 雨
ตก tòk 落ちる 降る
練習問題
次の日本語をタイ語にしてみましょう。
手元にノートを準備して、タイ語の文を発音記号あるいはタイ文字で書いてください。
その次に、書いた発音記号・タイ文字を声を出して読んでください。
最後に、解答が下のボタンをクリックすると表示されますので、自分の書いた答えと発音を確認してください。
ยัง yaŋ は「依然として、まだ」という意味の語で、ยังไม่~ yaŋ mâi~で「まだ~しない、まだ~していない」という意味の表現である。完了表現の「~แล้ว ~lɛ́ɛo 」と反対に、予定、予測、期待したことがまだ実現していないことを表す。
เลย ləəi は否定を強調し、ไม่~เลย mâi ~ ləəi で、「全く~ない、全然~ない」という意味になる。
例 文
新出単語
กลับ klàp 帰る
ดี dii 良い
練習問題
次の日本語をタイ語にしてみましょう。
手元にノートを準備して、タイ語の文を発音記号あるいはタイ文字で書いてください。
その次に、書いた発音記号・タイ文字を声を出して読んでください。
最後に、解答が下のボタンをクリックすると表示されますので、自分の書いた答えと発音を確認してください。
この課の表現と文法を理解したうえで、スキットのダイアログを発音する練習をしてみましょう。