作り方:スウェーデン語の過去形の作り方は,まず -de, -te, -dde を付加して形成される弱変動詞(規則変化)と語幹の母音が変わる強変化動詞(不規則変化)に分類されます.弱変化動詞はさらに大きく3通りに区別されます.過去形は現在形を知っていれば,ほぼ導き出せます.
| 不定詞 | 現在形 | 過去形 | ||
| 第1活用 | tala <話す> | talar | talade | |
| 第2活用 | a) | fylla <満たす> | fyller | fyllde |
| b) | läsa <読む> | läser | läste | |
| c) | höra <聞こえる> | hör | hörde | |
| 第3活用 | 'bo <住む> | bor | bodde | |
| 第4活用 | skriva <書く> | skriver | skrev | |
第1活用
arbeta <働く>,fråga <尋ねる>,studera <勉強する>
第2活用a)
behöva <必要とする>, bygga <建てる>, stänga <閉める>
第2活用b)
ここに所属する動詞は不定詞の語末 -a の直前の子音が無声子音 (p, t, k, s, x) であることがポイント.
köpa <買う>, möta <会う>, åka <乗物で行く>, resa <旅行する>, växa <成長する>
第2活用c)
köra <運転する>, lära <教える>, tåla <耐える>
第3活用
klä <服を着せる>, sy <縫う>, tro <信ずる>
第4活用に属する動詞は変化表一覧の動詞のリストを参照.
意味:スウェーデン語の過去形は「過去の事実や1回限りの行為,反復された行為」ばかりでなく「過去に進行していた行為や状態」も表します.
Jag arbetade igår. <私は昨日働いた>
Jag arbetade då.<私はそのとき働いていました>
過去を表わす表現を覚えましょう.
| igår <昨日> | i förrgår <おととい> | i morse <今朝> |
| förra veckan <先週> | förra månaden <先月> | förra året / ifjol <去年> |
| för två veckor sedan <2週間前> | ||
| (förとsedan の間に過ぎた時間を挟みます.för tio år sedan <10年前>) | ||
| i måndags | <この間の月曜日> | i tisdags | <この間の火曜日> |
| i onsdags | <この間の水曜日> | ||
| i våras | <この間の春に> | i somras | <この間の夏に> |
| i höstas | <この間の秋に> | i vintras | <この間の冬に> |
| i julas | <この間のクリスマスに> | i påskas | <この間の復活祭に> |
まず,頻度を表す副詞を覚えましょう.
| alltid | <いつも> | (英語:always) |
| för det mesta | <たいていは> | |
| ofta | <しばしば> | (英語:often) |
| ibland | <ときどき> | (英語:sometimes) |
| sällan | <めったに~しない> | (英語:seldom) |
| aldrig | <決して~しない> | (英語:never) |
これら頻度数を表す副詞は主節では定動詞の直後に置かれます.
Han arbetar alltid hemma. <彼はいつも家で仕事をする>
Det snöar sällan i Osaka. <大阪では雪はめったに降りません>
Jag vill ibland spela piano. <私は時々ピアノを弾きたいと思う>
・sällan,aldrigにはすでに否定の意味が含まれているので,否定辞のinteを共用してはなりません.