第7課 Väder(天候)

●文法解説

 

1.過去形の意味と作り方

 作り方:スウェーデン語の過去形の作り方は,まず -de, -te, -dde を付加して形成される弱変動詞(規則変化)と語幹の母音が変わる強変化動詞(不規則変化)に分類されます.弱変化動詞はさらに大きく3通りに区別されます.過去形は現在形を知っていれば,ほぼ導き出せます.

 

不定詞現在形過去形
第1活用tala
<話す>
talartalade
第2活用a)fylla
<満たす>
fyllerfyllde
b)läsa
<読む>
läserläste
c)höra
<聞こえる>
hörhörde
第3活用'bo
<住む>
borbodde
第4活用skriva
<書く>
skriverskrev

 

第1活用

arbeta <働く>,fråga <尋ねる>,studera <勉強する>

 

第2活用a)

behöva <必要とする>, bygga <建てる>, stänga <閉める>

 

第2活用b)

ここに所属する動詞は不定詞の語末 -a の直前の子音が無声子音 (p, t, k, s, x) であることがポイント.

pa <買う>, ta <会う>, åka <乗物で行く>, resa <旅行する>, xa <成長する>

 

第2活用c)

köra <運転する>, lära <教える>, tåla <耐える>

 

第3活用

klä <服を着せる>, sy <縫う>, tro <信ずる>

 

第4活用に属する動詞は変化表一覧の動詞のリストを参照.

 意味:スウェーデン語の過去形は「過去の事実や1回限りの行為,反復された行為」ばかりでなく「過去に進行していた行為や状態」も表します.

Jag arbetade igår. <私は昨日働いた>

Jag arbetade då.<私はそのとき働いていました>


 

2.過去を表す表現

 過去を表わす表現を覚えましょう.

 

igår <昨日>i förrgår <おととい>i morse <今朝>
förra veckan <先週>förra månaden <先月>förra året / ifjol <去年>
för två veckor sedan <2週間前>
(förとsedan の間に過ぎた時間を挟みます.för tio år sedan <10年前>)

 

i måndags<この間の月曜日>i tisdags<この間の火曜日>
i onsdags<この間の水曜日>
i våras<この間の春に>i somras<この間の夏に>
i höstas<この間の秋に>i vintras<この間の冬に>
i julas<この間のクリスマスに>i påskas<この間の復活祭に>


 

3.頻度を表す副詞の位置

まず,頻度を表す副詞を覚えましょう.

 

alltid<いつも>(英語:always)
för det mesta <たいていは>
ofta<しばしば>(英語:often)
ibland<ときどき>(英語:sometimes)
sällan<めったに~しない>(英語:seldom)
aldrig<決して~しない>(英語:never)

 

これら頻度数を表す副詞は主節では定動詞の直後に置かれます.

Han arbetar alltid hemma. <彼はいつも家で仕事をする>

Det snöar sällan i Osaka. <大阪では雪はめったに降りません>

Jag vill ibland spela piano. <私は時々ピアノを弾きたいと思う>

・sällan,aldrigにはすでに否定の意味が含まれているので,否定辞のinteを共用してはなりません.