第5課 På Konsum(スーパーのコンスムにて)

●文法解説

 

1.形容詞(1)述語的用法

 形容詞は述語的に使われる時,主語の名詞の性と数により,形が変化します.

 

主語〈大きい〉
単数のEN-名詞基本形stor
単数のETT-名詞基本形+tstort
複数基本形+astora

 

Stolen är stor. 〈その椅子は大きい〉

Bordet är stort.  〈そのテーブルは大きい〉

De är stora. 〈それらは大きい〉

 

 以下に示す形容詞は上記と少し異なった変化をします.注意すべき変化形は赤で示してあります.どれも重要な形容詞ですので,何度も聞いて覚えましょう.

① 強勢のない –el/-en/-er で終わる形容詞
enkel enkelt enkla〈単純な〉
mogenmoget mogna〈熟れた〉
vackervackertvackra〈美しい〉
 
② 長母音で終わる形容詞
blå blått blåa〈青い〉
 
③ 長母音+-d で終わる形容詞
röd rött röda〈赤い〉
 
④ 子音+-d で終わる形容詞
hård hårt hårda〈硬い〉
 
⑤ 子音+-t で終わる形容詞
kort kort korta〈短い〉
 
⑥ 強勢のない -ad で終わる形容詞(過去分詞)
målad målat målade〈塗られた〉
 
⑦ 無変化
brabrabra〈良い〉
 
⑧ その他
gammalgammaltgamla〈古い,年を取った〉
litenlitetsmå〈小さい〉


 

2. 助動詞の用法

 助動詞は動詞の不定詞を伴って用いられます.代表的な助動詞の現在形には次のようなものがあります.

ska〈~するつもりだ〉,kan〈~できる(可能)〉,

vill〈~したい(願望)〉,måste〈~しなければならない(義務)〉.

 

Jag ska åka till Stockholm imorgon.〈私は明日ストックホルムに行きます〉
Sven kan spela piano. 〈スヴェンはピアノを弾くことができます〉
Han vill köpa boken.〈彼はその本を買いたいと思っている〉
Vi måste springa till bussen.〈バスまで走らないと!〉

 

 疑問文を作るときは,[助動詞主語]という語順にします.

Sven kan spela piano.

Kan Sven spela piano? 〈スヴェンはピアノを弾くことができますか〉

 

 否定文を作るときは助動詞の直後に inte を入れます.

Sven kan spela piano.

Sven kan inte spela piano.〈スヴェンはピアノを弾くことができません〉


 

3. 副詞・副詞句などが文頭に来た場合の語順

 場所や時間を表す副詞・副詞句などの主語以外の要素が文頭に来た場合には,[主語動詞]の語順が[動詞主語]の語順になります(これを倒置と言います).

Hon dricker kaffe på morgonen. 〈彼女は朝コーヒーを飲みます〉

På morgonen dricker hon kaffe.

Anna bor i Frankrike. 〈アンナはフランスに住んでいます〉

I Frankrike bor Anna.