これまでに平叙文(事実を述べる場合に用いる文),疑問文の両方を見てきました.ここでは,それぞれの文における語順について確認しましょう.
まず,肯定平叙文を疑問文にしてみましょう.

➢ 第1課でも確認しましたが,疑問文は通常主語と動詞の語順を入れ替えて作ります.
次に肯定平叙文から否定平叙文を作ってみましょう.肯定平叙文を否定平叙文にするためには,否定の副詞ikkeを使いますが,ikkeの置かれる位置に注意してください.

➢ 否定の副詞ikkeが置かれる位置は,動詞と補語の間です.

➢ 否定の副詞ikkeが置かれる位置は,動詞と目的語の間です.
それでは,否定平叙文から否定疑問文を作ってみましょう.

➢ 否定平叙文から否定疑問文を作る場合でも,主語と動詞の位置を入れ替えるだけです.
デンマーク語では,平叙文を主語以外の要素で始めることもできます.まずは,主語から始まる肯定平叙文を,目的語から始まる肯定平叙文に変えてみましょう.

➢ 主語と目的語の位置が交代しますが,動詞は必ず2番目の要素となっていることに注意してください.
否定平叙文の場合はどうなるでしょうか?

➢ 少しややこしくなってきましたが,まず,肯定平叙文の場合と同様に,主語と目的語の位置を交代させます.そして動詞は必ず2番目に置きます.そして否定の副詞ikkeの位置は,主語の直後であることに注意してください.