第2課 これは何ですか?

●文法解説

2. 語順1

 これまでに平叙文(事実を述べる場合に用いる文),疑問文の両方を見てきました.ここでは,それぞれの文における語順について確認しましょう.

 

―平叙文→疑問文―

 まず,肯定平叙文を疑問文にしてみましょう.

 

 

➢ 第1課でも確認しましたが,疑問文は通常主語と動詞の語順を入れ替えて作ります.

 

―肯定平叙文→否定平叙文―

 次に肯定平叙文から否定平叙文を作ってみましょう.肯定平叙文を否定平叙文にするためには,否定の副詞ikkeを使いますが,ikkeの置かれる位置に注意してください.

 

 

➢ 否定の副詞ikkeが置かれる位置は,動詞と補語の間です.

 

 

➢ 否定の副詞ikkeが置かれる位置は,動詞と目的語の間です.

 

―否定平叙文→否定疑問文―

 それでは,否定平叙文から否定疑問文を作ってみましょう.

 

 

➢ 否定平叙文から否定疑問文を作る場合でも,主語と動詞の位置を入れ替えるだけです.

 

―平叙文(主語が文頭)→平叙文(主語以外の要素が文頭)―

 デンマーク語では,平叙文を主語以外の要素で始めることもできます.まずは,主語から始まる肯定平叙文を,目的語から始まる肯定平叙文に変えてみましょう.

 

 

➢ 主語と目的語の位置が交代しますが,動詞は必ず2番目の要素となっていることに注意してください.

 

否定平叙文の場合はどうなるでしょうか?

 

 

➢ 少しややこしくなってきましたが,まず,肯定平叙文の場合と同様に,主語と目的語の位置を交代させます.そして動詞は必ず2番目に置きます.そして否定の副詞ikkeの位置は,主語の直後であることに注意してください.